想定読者
Stable Diffusionで狙った画像が出ずに悩んでいる方
この記事で得られること
・プロンプト構成の基本的な考え方
・再現性を高めるための分解方法
・実務で使える安定した生成手法
AI画像生成では、同じモデル・同じ設定を使っていても、
プロンプトの組み方次第で結果は大きく変わります。
私自身、最初はプロンプトを感覚で書いていましたが、
・毎回クオリティが安定しない
・修正前提の画像が量産される
という問題に悩まされていました。
そこで試行錯誤の末にたどり着いたのが、
「プロンプトを文章ではなく、設計図として組み立てる」
という考え方です。
今回は、初心者から一歩抜け出すための、効果的なプロンプト構成のコツを解説します。
1. プロンプトは「重要な順」に並べる
Stable DiffusionなどのAIは、基本的にプロンプトの「前の方」に書かれた言葉をより強く意識します。 一番表現したい主題(例:1girl, sunset, mountain)を最初に書き、背景や詳細な装飾は後に回すのが鉄則です。
私はこれを「主役 → 脇役 → 装飾」の順と考えています。
主役が曖昧なまま装飾を足すと、
AIは「何を描けばいいか」迷い、破綻しやすくなります。
2. クオリティを高める「魔法の言葉」を活用する
画像の質感を劇的に向上させるための定番フレーズがあります。 「masterpiece(傑作)」「best quality(最高品質)」「highly detailed(細部まで詳細に)」といった単語をプロンプトの冒頭に置くだけで、AIはより丁寧に画像を描き込んでくれるようになります。
ただし、これらのフレーズは「万能」ではありません。
私は、最初の生成では使わず、
構図が固まった段階で追加することが多いです。
3. 「ネガティブプロンプト」で不要な要素を排除する
「何を描くか」と同じくらい重要なのが「何を描かないか」です。 ネガティブプロンプトに「low quality(低品質)」「worst quality」「deformed(変形した)」などを入力することで、指の崩れや意図しないノイズを最小限に抑えることができます。
ネガティブプロンプトは、品質を上げるというより
「失敗を減らすための保険」だと考えています。
特に人物素材では、
・extra fingers
・bad anatomy
・poorly drawn hands
は必ず入れるようにしています。
4. プロンプトは「単語」で区切るのがおすすめ
文章で指示を出すよりも、英単語をカンマ(,)で区切って並べるほうが、AIに意図が伝わりやすくなります。 例えば「A beautiful girl sitting on a chair」とするよりも、「1girl, sitting, chair, masterpiece」と要素を分解して伝えるのがコツです。
実務で使う場合、私は「完璧な文章」を考えるより、
まず単語を並べて数を出し、後から絞り込む方法を取ります。
理由は単純で、その方が速いからです。
まとめ:プロンプトはAIとの対話
最初から完璧な画像が出ることは稀です。プロンプトを少しずつ入れ替え、試行錯誤する過程こそがAIアートの醍醐味です。
プロンプトは「呪文」ではなく、
AIに渡す設計指示書です。
完璧な1回を狙うより、
再現性のある構成を作ることが、
結果的に制作時間を短縮し、品質を安定させます。
当サイトで提供する「画像素材テンプレート」では、実際に使用したプロンプトもセットで公開しています。そのまま使うだけでなく、自分なりにアレンジして理想の1枚を見つけてみてください。